プレシャスさん
高校生活最初の日、私たちは1人1人自己紹介をしました。また、すぐに黄色・緑・青のクリアブック、プラスティックの封筒・茶封筒・美術の材料やネクタイが必要になり、購入するように言われました。
私は普通科ではなく、外国語に力を入れて学ぶ特別プログラムのトップクラスに入りました。そのため、トップクラス専用の特別なネクタイが必要になりました。トップクラスの生徒は制服をきちんと着用しなければならず、課題も完璧にこなさなければなりません。(※フィリピンではトップクラスは特別とされており、このクラスの生徒は他の生徒の見本となるよう指導されています。)
私はすぐに全部を買うことは出来ず、少しずつ揃えました。ほかにも学校で必要なものがたくさんあり、それが私にとっては大変でした。予算がなかったため、コンテストやプログラムなど特別な活動には参加できませんでした。こういった課外活動に参加しないとそれぞれの科目の成績に加点されないため、私は小テストや宿題、課題で挽回したいと思いましたが、それもなかなか達成できませんでした。なぜかというと、先生によってはパソコンを使って文章を書き、プリントアウトして提出しなければならないからです。これができないと成績にも影響してしまうのです。ほぼ毎日のようにパソコンを使って調べる課題があり、結果をプリントアウトしなければなりません。それでも、私は頑張ります。そして、3回目の中間テストと学年末テストでは成績を挽回することを約束します。
学業のためのお金が足りないことは事実で、私は働いて出来る限り工面したいとも思います。でも、私は勉強に集中しなければならないのでそれはできないし、どんな仕事でもいいというわけではありません。学校ではたくさんやることがあるので、たくさんお金もかかります。そして、わたしはときどき学校に登校できないことがあります。学校に必要なものを買ってしまい、学校に登校するその日に必要なお金が足りなくなってしまうからです。
今回初めて気持ちを強く持ち、心の内を話すことができました。なぜならどれも本当のことだからです。私は高校生に通うことは本当に大変だと感じています。それでも私は頑張ります。私にとっては小学校よりも高校のほうが通いやすかったです。もしも間違ったことや良くないことを作文に書いてしまっていたらごめんなさい・・・
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高校生になったプレシャスさん、毎日の現実を作文にて教えてくれました。現在GPWで支援させていただいていても、学校からの次々の課題や出費で足りていないことがわかりました。
もうすこし手厚い支援をできるように頑張ろうと思います。
いつもご支援いただきありがとうございます。