今日の、「ありがとう」推進者はマーシー・シャイモフさんです。彼女はアメリカの自己啓発のカリスマコーチです。彼女は世界的なベストセラーの「シークレット」などにも賢者として登場しています。
以下に紹介する本も、少し前に日本でベストセラーになったので、読まれた方も多いと思います。
「ありがとう儀式」のすすめ
私にはテレーズという古い友人がいます。テレーズは同居している九十五歳の父親と、毎日「感謝の儀式」を行なっています。その名も「ありがとうと言おう」の儀式。
テレーズが父親の家に移り住んだのは、彼女自身が離婚したあとで、しかも、母親が亡くなった直後でもありました。父親のチャーリーはかくしゃくとしていましたが、妻を失った悲しみに沈んでおり、二人の暮らしもけっして楽ではありませんでした。
そんなとき、感謝の念をもつことが気持ちを楽にしてくれると間いて、この儀式を始めたと言います。毎朝数分間、テレーズが出勤する前に、二人は座って感謝することを3つ探し、「ありがとう」と言うのです。
「最初はけっこう苦労したわよ。とても落ち込んでいたから、感謝することなんて一つもないという感じだったの」
それでもテレーズは部屋を見回して、お気に入りの花びんに目を留めると「きれいな花びんであってくれて、ありがとう」と言いました。
妙な感謝の対象でしたが、テレーズにはそれしか思いつきませんでした。チャーリーも同じでした。感謝する理由を思いつかなくて、テレーズがヒントを出してあげることも多かったのです。
しかし、二人はどんなにバカげていると思っても「ありがとう」と言うだけで、気持ちが明るくなるということに気づき始めていました。
儀式の効果はてきめん。テレーズとチャーリーは以前より幸せな気持ちになることが多くなり、実際うれしいことも増えてきました。暮らし向きもどんどん楽になりました。
「ありがとう」の数は3つから5つに増え、やがて10になり、途中でやめなければテレーズが仕事に間に合わなくなるほどになりました。
あなたが感謝するものが、あなたの周りに増えていく--- すでにある愛と幸せをありがたいと思えば、愛と幸せは増えていくのです。
感謝することの素晴らしい効果については、私も同意見です。
私は友人の勧めで、毎晩眠る前に感謝することを5つ書き出すことにしました。友人は三週間続けるようにと言っていましたし、心理学的にも習慣が身につくには三週間必要だと言われているので、とにかくそれだけはがんばってみることにしました。
最初はやはり苦労しましたが、続けていくうちに、その効果はみるみる現われました。結局三週間どころか三年間も続けることになり、落ち込むこともめったになくなったのです。
これは、脳の中のプラスの神経回路がうまく回ってくれたからでしょう。
--------------
いかがですか?寝る前に3つでもいいので書き出してみますか?