控えめな行動を取るたびに、「控えめな態度は必要である」という確信を強めます。同様に自分の判断など価値がない、という確信をますます強めていくのです。
自分の個性を制御すると、生きることへの興味も制御してしまいます。その上、その個性は制御することで、あなたに「自分は救いようがない人間だ」としんじこませてしまいます。
ここに皮肉な結果があるます。責任を回避し諦観をもつと、自分の身に降りかかっていることの原因は自分だと認識する能力が減っていきます。自分の行動が自分の姿勢を生んだのだと感じることができなくなるのです。
そんな自分を救うために、次の8つの提案が役立ちます。
- あなたの問題で、誰かを、あるいは何かを非難しない。
- あなたの選択を、他人のせいにしない。
- 他人の意見を引用しない。(提案に責任をもつ)
- いったん何かをして大失敗に終わったら、それがたとえ実際には誰かの考えから発したものでも責任を否定しないこと。
- 「私」を主語にして話しなさい。
- 他の人びとに、その人自身がどう感じているか、などといわないこと
- あなたの感じ方について、他人に文句をつけさせない
- 人の肩書きなどをあさらない。
自分が「たまらないほど好き」になる本 George Weinberg 訳・加藤諦三 三笠書房 より (中略含む)