2009年6月30日火曜日

運がよかった。


松下幸之助さんは、自らの人生を「運がよかった」と言われます。

松下さんは9歳で丁稚奉公にだされ、まだ母親に甘えたい時期なのに母親からはなれ、他人の家で商売の下働きをさせられます。しかも松下さんは体が弱かったのです。

悲しい出来事も次々に起きました。肉親があっという間に病気で亡くなっていったのです。

それだけでなく、松下さんは結婚して男の子をもうけることができたのですが、何とこの子も幼くして天国で召されたのです。

ですが、天国のわが子のためにも、自分はこの世で役立つことをしなくてはならないのだと思うようになられたのです。

松下さんは、「自分が運がよかった。」ということの他に、次のような自分の成功の3つの原因を述べられています。
  1. 学歴がなかったこと
  2. 身体が弱かったこと
  3. 家が貧しかったこと


「いかに生きるか」七田眞さんの本より引用(中略含)




2009年6月29日月曜日

感謝の波動


感謝の波動はとても清らかな波動です。いつも感謝の気持ちで過ごしていると、あなたの波動は清められ、高められます。

感謝の波動は愛の波動と同じで、人の心を癒し、清めます。だから感謝の思いで、自分の重病を消すこともできるのです。

不平、不満の人は心を小さくし、自分のエネルギーの働きを小さくしています。恨みやねたみ、中傷もあなたの波動を悪くし、あなたの心を体を病ませます。

明るく感謝する心、人に対する愛の気持ちは、心の波動を清め、高め、あなたを健康にし、あなたをパワフルにします。外から宇宙の生命エネルギーがどんどん入ってきて、あなた自身の治癒力を高めるのです。

松下幸之助さんもいわれています。「感謝の心を忘れてはいけない。感謝の心があってはじめて、物を大切にする気持ちも、人に対する謙虚さも、生きる喜びも生まれてくる」


七田眞の人間学 いかに生きるか (七田眞 著)



2009年6月23日火曜日

感謝の不思議な力

少し前になりますが、「日本でいちばん大切にしたい会社(著 坂本光司)」を読んでとても感動しました。また、感謝の力のすごさに驚きました。

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高校入試の朝、ある塾の先生が、生徒に話しました。

「いよいよ、待ちに待った日がやってきた。君たちがここに立てたのは、君たち1人だけのちからだったのだろうか。お父さん、お母さん、そして、まわりのひとのおかげでしょう。1分間だけ、時間をあげるから、お母さんに、ありがとうと言っておいで」と。

生徒達はお母さんのところへ行き、お礼を言いました。「お母さん、ありがとうございました。ぼくは今日がんばります。

その言葉を聴いたお母さんは涙ぐみ、泣き出す人もいました。その姿をみて、子供達も泣き出しました。そして、塾の先生に激励されて、生徒たちは試験会場へ入っていったのです。

すると、それまで合格線上で、入るかどうかわからなかった子供までも合格してしまいました。

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ケニアにいた頃、自分にも不思議なことがありました。

体調を崩してどうしようもない時だったのですが、ナイロビを走るバスの一番後ろに座ってうなだれていました。すると、何かの拍子に自分のことをいつも想ってくれていて、ケニアに優しく送り出してくれた家族や友人のことが頭にどんどん浮かんできました。

みんながとても有難く感じて、ただひたすら涙が出てきてしまいました。

身体が熱いと感じていたその後、崩していた体調が殆んど治って、頭痛や吐き気、ダルさが全く消えていました。いま思うと、きっと体調より気を崩していたのかもしれません。



行動するモチベーション


田舎暮らしだと消防団とか地域活動に参加しなければいけない機会が増えます。いやいややると疲れてしまうので適当な理由こじつけて自分の為になると思い込んで積極的な気持ちでやっていますが、自分の為というモチベーションには限界あるなぁと最近感じています。幸運にも人の喜ぶ笑顔やありがとうと言葉が返ってくるようなケースは120%以上の力がだせるような気がしています。

毎年地元で地区対抗駅伝大会があります。大抵中学生が選手として出場するのですが、私の住んでいる地区は中学生が少なく、大人が出場しないとチームが組めない状況でした。大人で出場したがる人も少なく、役員の方に打診を受けた私は丁度運動不足で、運動する良いきっかけになるとプラスに考え、自分の為に快諾したのですが、役員の方には大変ありがたがられ、涙ぐまれて狼狽。

ボランティア活動なども、相手の為と思うとやってあげてる感が発生し、感謝されたいとか見返りを期待してしまうので、自分の為にやりとげると思えば裏切られようと非難受けようと最終的によい結果をだせると信じていました。

農薬を使わず野菜を作っていると時々全滅することがあります。
ほうれん草栽培で、ケナガコナダニという害虫が全国的に広がって被害が増大中で、先日も契約している農家さんのところでハウス2棟ほど全滅していました。最初、契約通に出荷されないので文句の一つでもと思っていましたが、せっかく栽培したほうれん草が廃棄になっているのを見て言葉を失いました。

自分なら無農薬ほうれん草作りは断念してしまうと思いますが、その生産者は以前消費者との交流会で農薬使わず育てる野菜をありがたがられ、消費者達の期待に応えるために頑張って作り続けるとの事でした。食べる人の事想いながら、時々「おいしい」「ありがとう」なんて言葉でモチベーションの栄養補給しているのでしょうか。

自分の為に行動することは間違っているとは思えないけど、思い起こせば人の為と思えるケースはそちらのほうが頑張れてパフォーマンスもあがりますね。うまく使い分けできるのがよいのでしょうか。



2009年6月19日金曜日

心を揺さぶる小冊子


昨年、同僚から「クマともりとひと」という小冊子をもらった。子供向けの環境保護小冊子かと思って本の山に埋もれてしまっていたが、ふと手にとって読んでみたらとても心に響いてしまった。

内容は日本くま森協会誕生の物語。ある中学校の理科の授業での自由テーマの時間、一人の生徒さんが熊のピンチを伝える新聞記事をもってきたのが始まり。自然破壊が進んだ森に餌がなくなり、人里に出てきてしまった熊が害獣として処分されてしまう内容に生徒たちは心を傷める。

そして、豊かな森を失い、滅びようとしているのは熊だけでなく、人間を含めた全生物であることに気づき、熊(が住めるような豊かな森)を守る為に立ち上がり、行動を起こす。その純粋な志は大人たちも巻き込み、少しずつ周りを動かしていく。

私は先生、生徒さん達が自分以外のものの為に行動する姿に感銘し、この小冊子を100冊配るのを今年の目標と決めて張り切って注文し、ちょびちょび人に配り始めた。自分が熱くなっているのとは裏腹に配った反応はいまいちで、数冊配ったところでだんだん不安になり、このままでは挫折感が残ってしまいそうだと弱気の虫が騒ぎ出した。

 今年地元に自然保護のNPOが立ち上がった。取引のある有機農家さんが中心メンバーで活動していたので、その人にも1冊小冊子を渡した。USAで環境学の修士とった博学な方だったので、フリガナ入りの小冊子なんて笑われてしまうかなと思っていたが、暫くして人に配りたいので10冊分けてくれないかと言ってきた!!

ありがたい!小冊子を配るだけの行動だけど、少なくとも1人賛同者を獲得し、少し役に立てたのでとても充実感を味わうことができた!

「クマともりとひと」で語っている日本熊森協会の会員の種類は正会員から無料の賛同会員までそれぞれの事情にあわせた7種類の入り口を用意してくれている。こんなところにも多様性を認め、相手の立場にたった優しい気持ちが伝わってくる。

小冊子を販売しているところは㈱ありがとうドットコムだって。至誠いいね!



2009年6月16日火曜日

「チョコラ!」

東京もいよいよ梅雨入りかな~と感じさせるような静かな雨の降り始めた6月5日、渋谷ユーロスペースで、小林茂監督の映画「チョコラ!」を見てきた。チョコラとはスワヒリ語で「拾う」を意味するスラング。くず拾いをして生活しているストリートチルドレンを指すという。

親から見離されたり、家出をくり返したり、いじめにあったり…、さまざまな理由から、ケニアのとある町で路上生活を送る子どもたち。やぶれたセーターを着て、時にはシンナーやタバコを吸いながら、ごみの中から金目になりそうな缶やプラスティックを拾って日々暮らしている。「ゴミと希望、拾って生きる」のコピーどおり、子どもたちは貧しくても、したたかに、たくましく、今を生き抜いていく。

ケニアは私たちの心のふるさとだ。今から15年ほど前、私たちはそこで暮らしていた。それぞれ地域は違ったが、ケニア人と一緒に、ケニアの明日のために働いた。貧しくて、勉強は苦手でも、働き者で、心優しくて、歌や踊りがうまくて、笑顔がとびっきり素敵なケニアの子どもたち。「一生懸命勉強して、働いて、自分のために働いてくれた両親に楽をさせてあげるんだ」なんて殊勝なことを語っていた15年前の子どもたちは、果たして今、どこで、どんなおとなになっているのだろう?

15年たった今、経済はもっと厳しくなり、ケニアだけでなく、日本だってアメリカだって世界中が大変な時代。彼らが貧困から抜け出してますように…なんて儚い夢を見ていても、貧富の差はますます拡がり、都市近郊のスラムは大きくなる一方だ。彼らは今でもきっと世界の底辺を支えているだろう。「チョコラ!」を見て、そんな現実を突きつけられた。

世の中はいつだって不平等だし、不公平だ。チョコラがチョコラである理由も、チョコラたちには1%の責任だってないだろう。それでもチョコラは、貧困や生活の苦しさを誰のせいにもせず、自分たちの境遇を黙って受け入れ、そして笑い飛ばす。そのいさぎよさ。そして悲しみを知りつくしているからこそにじみ出てくる仲間や他者への優しさ。彼らの歌や、踊りや、その肉体は、生命力にあふれ、15年前も今も変わらず、私に勇気を与えてくれる。彼らをこのまま放っておいてはいけないと思う。
by JJ


ありがとうTシャツ

近所の保育園に隣接する小さなオーガニックカフェに、ありがとうTシャツを置かせてもらっています。お客さんのほとんどが顔なじみの小さなカフェなので、自分の名前と連絡先を残しています。先日、まだお会いしたことのない方からTシャツのご注文をいただきました。

残念ながら、デザイン、色が今のところ限られているので、その方の欲しかった言葉のTシャツはまだできていなかったのですが、別の言葉で「ありがとう」と書かれたTシャツを買ってくださいました。

カフェにTシャツを置かせていただくようになってから、「タイ語のありがとうTシャツができたら教えてね!」「フィリピン語の“Salamat!”はないの?」「家族が中国にいるので…」など、いろいろな人から声をかけていただくようになりました。「ありがとう」は、どんな外国語でも、おそらく一番最初に覚え、そして一番身近な言葉。それだけ慣れ親しんだ言葉なのでしょう。

私には、ケニアで過ごした大切な時間があります。だからケニアの言葉であるスワヒリ語の「Asante」は、私にとって特別な言葉です。それと同じように、人にはそれぞれ、自分が大切にしている国があり、その土地での思い出や、そこで出会った人たちへの思いが心にいっぱい詰まっている。そんな思いから、それぞれの言葉での「ありがとう」を探してくださっているんですね。なんだか世界中の人々がどこまでもつながっていく気がして、嬉しくなりました。

誰かのことを思う気持ちの分だけ「ありがとう」がある。

多くのみなさんの気持ちに応えられるように、たくさんの言葉で「ありがとう」をお届けしていけたらいいな、と思っています。

by JJ



2009年6月13日土曜日

トイレ掃除


10年ぐらい前、取引先の方からお酒の席で「仕事というものわかりたかったら、誰よりも早く出勤して便所を毎日掃除しろ!手をつかってだぞ!」と言われた。

私は意味もわからず、素直にやってみようかなと一瞬思ったが、無神経にトイレを汚す同僚の顔がチラついて想像しただけでムカムカしてきて実践までには至らなかった(掃除は業者さんがやってくれていたし)。

小さい会社に転職して自分でトイレ掃除やゴミ捨てをやる機会が増えた。最初はトイレ掃除、ゴミ捨てをやらない人に対してムっとしてしまったが、人生経験積んだ分、心を切り替えて望むことができた。「徳を積む」という昔からの便利な言葉がある。人がやりたがらない事をやれば徳を積めていいことあるに違いないと自分に思い込ませ、積極的な気持ちで行なうようにした。

そこで感じたこと。
続けるには覚悟を決める事が必要だ。やらなければいけない事なら、いやいややるより心を切り替えて積極的な気持ちでやる方が疲れもせず楽しくできる。

今まで気にもしなかったが、流し台が綺麗になっている、事務所が綺麗になっている事に氣がつき、掃除してくれた人に対して感謝の気持ちが湧いてきた。徳を積めば幸運が舞い込んでくるかしらとずうずうしいことも考えていたが、十分良いことがあった。

以前購入した原田隆史さんのお話を見返してみたらトイレ掃除の話もあった。原田さんは大阪で教育に経営の考えを取り入れたカリスマ教師として、現在は経営コンサルタントをされているとてもパワフルな方。

その話の中で、生徒さんへの指導で壁にぶつかったとき、経営の先生から便所掃除をさせるようにアドバイスされ、生徒さんにトイレ掃除又は皿洗いを毎日やることを指導したそうだ。直接的努力(成績あげる為に勉強する、練習する)だけでは結果がでても人間的にアンバランスになってしまう。

見えない所で自分を磨くという間接的努力で、氣づく力がつく、心が綺麗になる、心が強くなる(継続すること、やりきる)、心を広くするなどの効果があり、自分に自信がもてるようになるようです。実際、ここぞの場面で力を発揮した生徒さんもおり、全日本陸上で優勝したとき「毎日皿洗いをやったので優勝できました!」とコメントしたとか。

掃除道はまだかじっただけ。人より早く出勤して毎日続けるというのもいつか挑戦してみよう。もし新しい発見があったら、またこの場で報告したいと思います。



2009年6月9日火曜日

嬉しいファンレター


普段は有機野菜をスーパーや宅配会社に卸す仕事しています。スーパーのお客様からお手紙をいただくことはあまりないのですが、先日うれしいファンレターをいただきました。出荷先の仕入れ担当者に見せたところ、早速お店に働きかけて私たちの野菜コーナーをもう少し増やしていただけるとのお話をいただきました!

昨年秋からの不景気ムードで小売関係は競って安売りにシフトし、お値段高めの有機野菜はお店でも取り扱いが減ってしまい、せっかく農薬・化学肥料を使わず育てた野菜達が流通してもらえず、残念に思っていたところでした。

手間のかかる有機野菜を作る人への感謝の気持ち、支払った対価以上の価値を感じていただき、わざわざお手紙を書いてくださったと想像しますが、それが仕入れ担当者にも伝わり、お店が置いてくれれば有機栽培を続けていける事にもつながるので、本当にありがたいお手紙でした。


2009年6月2日火曜日

朝のラジオ


J-WAVE別所哲也さんの番組で株式会社シェリロゼの代表取締役でマナーコーチの井垣利英さんのお話の中での氣づき。

マナー、内面の美しさを磨く、プラス思考などの話の中で、人に親切にされ、ありがとうという気持ちが沸いたとき、代替の言葉で「どうも」とか使わずに「ありがとう」と言葉に出しましょうというお話があった。

私の場合「どうも」、「悪いですね」、「すいません」など見事に代替の言葉を使っていた。今後は「ありがとう」を言葉に出していこう。「ありがとう」と言うことを実践する中で相手の反応、自分の中の変化に氣づきがあったら、この場で報告したいと思います。


人を育てるいい薬


人を育てる一番いい薬というのは、
「お前は天才だ」という一言なんです。

米長邦雄(日本将棋連盟会長)

しあわせHappy名語録 ひすいこたろう+よっちゃん


2009年6月1日月曜日

究極のビジョン


大きなビジョンを作ることを恐れてはいけません。目標を達成する人は、目標をもったときには、方法なんて知らないのです。でも、どうしてもそれを達成しなっくてはならない感情的な理由をもっているのです。

成功は80パーセントが心理面、わずか20パーセントが方法論

人というのは自分自身のためよりも、他の人のためのほうが、より高いモチベーションを持つことができる。

目標達成する技術 マイケル・ボルダック
フォレスト出版

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