
能力をほめると生徒の知能が下がり、努力をほめると生徒の知能が上がることになる。
子どもに「あたなは頭が良い」と言ってしまうと、その子は自分を賢く見せようとして愚かなふるまいにでるようになる。
テストや何か発表を前にして緊張している子どもを安心させるには、どうすればいいのだろうか。頭がいいのだから、才能があるのだからと言って子どもを励まそうとしても、逆効果にしかならない。ボロを出したらどうしようかと、ますます不安な気持ちにさせてしまう。
褒め方によっては子どもをだいなしにしてしまう。キャロル・S・ドゥエックは彼女の本Mind Set(「やればできる!」の研究 草思社)で述べています。
彼女はしなやかマインドセット(growth mindset)とコチコチマインドセット(fixed mindset)の大人や子どもに関して話しを進めています。
コチコチ:問題が難しいとやりたがらない、すぐ諦めてしまう子、ヤル気を無くしてしまう子
しなやか:難しい問題ほど目を輝かせる子、失敗しても何がいけなかったか考える子、粘る子
彼女はこう説明しています。
自分の能力は石版に刻まれたように固定的で変わらないと信じている人ーコチコチの人は、自分の能力を繰り返し証明せずにはいられない。
しなやかマインドセットの根底にあるのは、人間の基本的資質は努力しだいで伸ばすことができるという信念だ。
どちらかの説を信じるかによって、その後の人生に大きな開きがでてくる。
子どものマインドセットをしなやかにするために、いくつかのポイントを挙げています。
親が子どもに対して発する言葉や行動はすべてメッセージを発しています。そのメッセージは「おまえの資質は変えようがない。私がそれを評価してやろう。」それとも、「あなたはこれからどんどん伸びていく人間。私はその成長ぶりに感心があるのよ。」
頭の良さや才能を褒めていませんか?これは結果として子供の意欲や自信をそいでしまいます。どれだけ、努力し、どんな選択をしたかというプロセスに目をむけましょう。
子供がヘマをしたときの、自分の行動や言葉に注意しましょう。建設的な批判を行います。
天賦の才に恵まれた人間を目標にしても意味はありません。技能や知識をどんどん習得していくことができる人間に育てよう。
自分としても、親としても、教育に携わる者としてもとてもとても参考になる本でした。超お薦めです。
本日もブログをお読みいただきありがとうございます。
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