先日文藝春秋の映画特集を買ってパラパラ読んでいたら、人生を変えた映画にフェリーニの「道」があがっていた。最近はすっかり観なくなったが、高校の頃は貪欲に名画と呼ばれる映画を観て、「道」もその内の一本だった。どのへんが名画なのか高校生の自分にはわからなかったが、「小石だって何かの役にたっているんだよ」と主人公を励ます台詞に観ている自分も励まされ、自分はつまらない存在だと思っていたけど、生まれたからには何かの役に立ちたいと強く思ったものであった。
田舎暮らしでは家庭菜園が愉しみでもある。身近な人にあげたり自分で食べるものだから農薬などは使わず育てるわけだが、無農薬栽培するのに白菜や大根などアブラナ科ばかりチューチュー吸って枯らしてしまうナガメというカメムシの仲間の手ごわい害虫がいる。一昨年の秋野菜はネットで保護していたが、初期にナガメの襲撃に遭い、白菜と大根で冬にキムチ&おでん三昧の生活を送るというささやかな楽しみを奪われ、何でナガメなんて存在するのだと大いに怒りを覚えたものであった。
野菜の種を自家採種し、育てる事もやっている。武蔵野地方に伝わる「のらぼう菜」という野菜はアブラナ科にしては珍しく他の種類と混じらず種がとりやすいのだが、種取して分かったが、アブラナ科は1粒から取れる種の量がすごい。1株で数千は取れると思うが、こんな繁殖力なら世の中菜の花だらけになってしまうなぁと思ったが、そこにナガメの存在意義。自然はバランスをとるためにナガメを用意してるのだねぇ。すこしナガメが許せた。
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