2009年9月27日日曜日

ソクラテス・メソッド


教育(Education)という言葉の語源であるラテン語の「エデュカーレ」には、本来「引き出す」という意味がありますし、古代では教育者の仕事は生徒自身から彼らがもっている微妙な知覚や洞察力を引き出すことでした。

こうした教育はソクラテス・メソッドを模範しています。これはソクラテスが発明したものではありませんが、彼によって有名になったテクニックです。

このテクニックは、先生が鋭い質問をいくつか生徒に投げかけ、彼らに自分の知覚とアイデアを試し、弁護し、説明するように仕向けるというものです。(中略)

現に古代ギリシャ人が学校を作ったのは、生徒の教育と同時に先生のためでもありました。その時代のリーダー的思想家たちは、教えることを通して、観客から常に自分のアイデアや知覚に対する確信を得ていました。

ソクラテス・メソッドは、人口10万人足らずの小さな都市、古代アテネの人々に偉大な芸術や学問を生み出させました。

(アインシュタイン・ファクター ウィン・ウェンガー/リチャード・ポー著 きこ書房 より)

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