2010年2月25日木曜日

THE BIG ISSUE と日本ミツバチ

 東京在住にもかかわらず、通勤は徒歩、しかも人ごみがちょっと苦手な私は、電車に乗って都心に出ることが少ないのですが、先日、ちょっとした用事があり渋谷まで行ってきました。

 ちょうど南口駅前でTHE BIG ISSUEの販売場所を通りがかったので、一部購入しました。路上生活者の自立を応援するこの雑誌は、一冊300円のうちの160円が路上生活者である販売者さんの収入になる、という仕組みで、そのコンセプトはまさに私たちGPWの目指すところと一緒なのかなと思っています。

 THE BIG ISSUEは、そんな企業理念に加えて内容もまたすばらしく、大好きな雑誌です。毎月の特集企画に加え、路上生活者さんが温かいまなざしで答えてくれるホームレス人生相談など、優しく、かつ力強いメッセージにはいつも勇気づけられます。今月号の特集「もうすぐ春。日本ミツバチの羽音が聞こえる」も素敵でした。

 これまで輸入に頼ってきた西洋ミツバチは、病気に弱く、世界でも激減中。そんな中、病気にも強く、日本の風土にあった日本ミツバチが最近見直されているそうです。日本古来の豊かな森を守ってきたのも日本ミツバチの力。特集では、そんな日本ミツバチの良さを再認識し、離島や限界集落といわれるようなところで、日本ミツバチの再生を目指している方々を紹介しています。

 ミツバチは、蜂蜜の生産はもちろんのこと、飛び回っていろいろな花からみつを吸うことによって、その花が果実や野菜を実らせることを助ける花粉媒介者。その経済効果は、蜂蜜生産の50~100倍にもなるという試算もあるそうです。特に耕作放棄地の多い離島や限界集落では、養蜂によってミツバチが飛ぶことが、そのまま農業の再生にもつながる、というのもうなずけます。

 さらに驚いたのは、東京でも「銀座ミツバチプロジェクト」が進行中ということ。ビルの屋上で飼育されたミツバチは、街路樹に咲く花のみつをせっせと集めてくるそうです。銀座には四季折々美しい花を咲かせるたくさんの街路樹があるため、良質でいろいろな味の蜂蜜がとれるんだそうです。

 自分がせっせと動き回ることで、周りの植物のお役に立ち、さらに美味しい蜂蜜まで生産してしまう。ミツバチの人生はずいぶん有機的でたのもしい!

 こんな素敵なお話を届けてくれるTHE BIG ISSUEを手に入れるためにも、路上生活者さんに出会うためにも、巣(家)に閉じこもってばかりいないで、ミツバチを見習ってたまには街に繰り出さないと!!と思いました。


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