
学園は全寮制で、子どもたちの生活を全面的にケアしており、歯を磨くといった基本的なことも教えます。勉強の時間もありますが、学習能力にハンディキャップがある子どもたちなので、お金の価値を教えるにしても、ごく基本的な授業になるそうです。
たとえば、一円玉と五円玉、一〇円、五〇円、一〇〇円、五〇〇円玉と全種類のコインを出し、「どれがいちばん高いお金か覚える」といった勉強です。
「安いお金から高いお金に、左から右へ順番に並べてごらん」こう教えると、ほとんどの子どもは、すぐできるようになります。
そんななか、いくら教えても「いちばん高い」右側に、一〇円玉を置く子がいました。
その子のハンディの具合から言うと、お金の価値はすぐに理解できるはずです。不思議に思ったお坊さんが尋ねると、その子は答えました。
「五〇〇円玉じゃ、電話がかけられない。だけど10円なら、お母さんの声が聞ける」
、、、、、
この子は自分たちに本当にいろいろなことを教えてくれていると思いました。お金は多くあれば、いろいろな選択が増えることは確かです。大事なことは選択が増えたとしても、自分の中の価値がわかっていなければお金の意味は薄れてしまうということです。
素晴らしい話を本の載せていただいた中村さんに大きく感謝します。
今日もブログにアクセスいただき誠にありがとうございました。
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