
失敗が必要でないものを剥ぎとってくれたのです。……私は自由になれました。私がもっとも恐れていたことが現実になっても、私は生きていたし、かけがえのない娘もいましたし、古いタイプライターと素晴らしいアイディアがありました。
どん底がゆるぎない土台となって、その上に自分の人生を再建することができたのです。……失敗が、試験に合格することでは決して得られなかった安心感を与えてくれました。失敗が、ほかのやり方では絶対に学べなかった自分について教えてくれました。自分には強い意志があり、自制心が思っていたよりもあるということも、発見しました。ルビーなんかよりずっと貴重な友がいるということも分かりました。
失敗から学んで強く、賢くなったということが分かれば、それからもずっと、自分には生きていく力があるのだと、安心できます。自分自身や人間関係の絆は、それらが逆境によって試されてはじめて、その本当の姿が分かるのです。
J・K・ローリング(ハリー・ポッターー・シリーズ作者)
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