2010年5月11日火曜日

「ありがとう」推進者 その2 稲盛和夫さん


今回は日本でもっとも尊敬されている経営者の一人の稲盛和夫さんの感謝(ありがとう)に対する考え方です。



以下は稲盛さんの著書である「生き方」からの引用です (中略含む)。


「ありがとう」といえる準備をしておく
    
禍福はあざなえる縄のごとし----- よいことと悪いことが織りなされていくのが人生というものです。だからよいにつけ悪いにつけ、照る日も曇る日も変わらず感謝の念をもって生きること。福がもたらされたときにだけではなく、災いに遭遇したときもまた、ありがとうと感謝する。

そもそもいま自分が生きている、生かされている。そのことに対して感謝の心を抱くこと。その実践が私たちの心を高め、運命を明るく開いていく第一歩となるのだと、私は心にいい聞かせてきました。

しかし、言うは易く行うは難しで、晴れの日にも雨の目にも、変わらず感謝の念を忘れないということは人間にとって至難の業です。たとえば災難にあう。これも修行だと感謝しなさいといっても、なかなかそんな気にはなれません。

むしろ、なんで自分だけがこんな目にあうのかと、恨みつらみの思いを抱くのが人間の性というものでしょう。

それなら、物事がうまくいったとき、幸運に恵まれたときには、ほうっておいても感謝の念が生まれてくるのかといえば、これもそうではありません。よかったらよかったで、それを当たり前だと思う。それどころか「もっと、もっと」と欲張るのが人間というものなのです。つい感謝の心を忘れ、それによって自らを幸せから遠ざけてしまう。

したがって、必要なのは「何かあっても感謝の念をもつ」のだと理性にインプットしてしまうことです。感謝の気持ち加わき上がってこなくても、とにかく感謝の思いを自分に課す、つまり「ありがとう」といえる心を、いつもスタンバイさせておくことが大切なのです。

困難があれば、成長させてくれる機会を与えてくれてあり加とうと感謝し、幸運に恵まれたなら、なおさらありがたい、もったいないと感謝する --- 少なくともそう思えるような感謝の受け皿を、いつも意識的に自分の心に用意しておくのです。




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