
モスバーガーはバンコクでもとても人気です。店舗数はマクドナルトなどとは比べられませんが、質がとても高く、時間によっては人が列をつくってならんでいます。そんなモスバーガーで働くおばあちゃんにの話を見つけました。みんなで探したちょっといい話(志賀内泰弘 編著)より引用させていただきます。
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ある日の夕方、いつものようにテリヤキバーガーを頬ばりながら、なんとなくカウンターのほうを見ていると、若い女性がやって来ました。
「モスバーガーください。ソースは多めで。タマネギは抜いてください」
よくある注文です。しかし、それに対する返事が、よくある返事ではなかったのです。
おばちゃんアルバイトの店員さんは、
「あんた、タマネギ嫌いなの? 若いうちから好き嫌いはだめよ。タマネギは栄養の宝庫なのよ。あんた、まだ独身でしょ。これから結婚して子どもを産んで、旦那さんの面倒を見ていく
のに、栄養つけなきやだめ。ちょっと火を通しといてあげるから食べてごらん、だまされたと思って。ほんとにおいしいのよ。いいわね」
その女性、あっけにとられて、思わず、「はい、お願いします」
窓際のカウンターで食べ始めた彼女の目に、涙が浮かんでいるのに気づきました。やはりタマネギが辛かったのでしょうか。
想像するに、彼女は東京で一人暮らしをしているのでしょう。一人だけのわびしいハンバーガーディナー。それが、おばちゃんアルバイトの一言で心あたたまる時間になった。長いこと誰からもこんな言葉をかけてもらったことがなかったんじゃないかな。嬉しかったんだ、きっと。
帰り際のカウンターで、
「ごちそうさまでした。すごくおいしかった。また来ますから、タマネギお願いします!」
「いいわよ、いつでもいらっしゃい。でもハンバーガーばかり食べてちゃだめよ」
「えっ、お店の方がそんなごと言っていいんですかあ(笑)」
「あらっ、そうね。今の、店長には内緒よっ!(笑)」
帰っていく彼女の後ろ姿、来たときよりもずっとずっと元気に見えました。
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おばあちゃんの気持ちがしみてしまったんでしょうねぇ。この女性はきっとタマネギがきっと好きになってしまったかもしれません。おばあちゃんがとてもかっこ良く感じます。
こういう方が沢山いる日本に生まれたことに感謝します。本日もブログをおよみいただきありがとうございます。
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